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検査ファイル
項目●前立腺特異抗原
著者: 山田俊幸1 松井朝子1
所属機関: 1新潟大学医学部附属病院検査部
ページ範囲:P.564 - P.565
文献購入ページに移動 前立腺特異抗原(prostate specific antigen;PSA)は,前立腺酸性ホスファターゼ(PAP),γ-セミノプロテイン(γ-Sm)と並ぶ前立腺癌診断マーカーの一つである.
本抗原は前立腺の腺上皮細胞に存在する,分子量33,000の糖蛋白で,1979年,Wangら1)によって前立腺肥大症の組織から分離された.血中のPSAは,この腺上皮が悪性腫瘍,その他の要因で傷害を受けた際に循環血中に遊離してきたものである.
本抗原は前立腺の腺上皮細胞に存在する,分子量33,000の糖蛋白で,1979年,Wangら1)によって前立腺肥大症の組織から分離された.血中のPSAは,この腺上皮が悪性腫瘍,その他の要因で傷害を受けた際に循環血中に遊離してきたものである.
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