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文献詳細

雑誌文献

検査と技術19巻6号

1991年06月発行

文献概要

検査ファイル

用語●コロニー刺激因子(CSF)

著者: 岡部哲郎1

所属機関: 1東京大学医学部第三内科

ページ範囲:P.566 - P.567

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[1]概念
 赤血球,白血球,血小板などの血球系細胞は,多能性造血幹細胞(pluripotent stem cell)と呼ばれる共通の細胞から増殖・分化を経て生ずる.この増殖・分化の過程はin vitroにおいてシャーレ内で再現できる.骨髄の細胞を寒天培地などの半固形培地で培養することにより,1個の幹細胞から種々の血球系細胞に増殖・分化する過程(細胞のコロニー形成)が観察できる.この過程には分化してくる細胞に対応して,特異的な因子の存在が必要とされ,血球系のうちでも顆粒球(granulocyte)白血球や単球(monocyte),マクロファージ(macrophage)のコロニー形成を刺激する因子がコロニー刺激因子(colony stimulating factor;CSF)と総称される1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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