文献詳細
文献概要
増刊号 臨床血液検査 I.形態学的検査 1.形態学的検査の実際
7)フローサイトメトリー
著者: 中原一彦1
所属機関: 1杏林大学医学部臨床病理学教室
ページ範囲:P.49 - P.54
文献購入ページに移動はじめに
人類の英知は,時としてすばらしい底力を見せてくれ,その無限の可能性に眼を見張ることがある.それがスペース空間に向けられれば宇宙開発となり,ミクロの世界に向けられれば医学,生物学研究となる.フローサイトメトリーも,人間の知識を結集した結果できあがった,まさに夢の器械といっても過言ではないだろう.
フローサイトメトリーは,主として細胞表面抗原の解析のために用いられるが,近年はそのほかにも核内DNAや細胞内pH,カルシウムの測定,貪食能や殺菌能の検索など,多方面にわたって利用されるようになってきた.今後ますますの発展が期待されるが,本稿では細胞表面抗原の解析に的を絞って記述することとする.
人類の英知は,時としてすばらしい底力を見せてくれ,その無限の可能性に眼を見張ることがある.それがスペース空間に向けられれば宇宙開発となり,ミクロの世界に向けられれば医学,生物学研究となる.フローサイトメトリーも,人間の知識を結集した結果できあがった,まさに夢の器械といっても過言ではないだろう.
フローサイトメトリーは,主として細胞表面抗原の解析のために用いられるが,近年はそのほかにも核内DNAや細胞内pH,カルシウムの測定,貪食能や殺菌能の検索など,多方面にわたって利用されるようになってきた.今後ますますの発展が期待されるが,本稿では細胞表面抗原の解析に的を絞って記述することとする.
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