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文献詳細

雑誌文献

検査と技術19巻7号

1991年06月発行

文献概要

増刊号 臨床血液検査 I.形態学的検査 1.形態学的検査の実際

11)Northern blot法

著者: 長谷聖美1 青木洋祐1

所属機関: 1国立公衆衛生院栄養生化学部

ページ範囲:P.76 - P.81

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はじめに
 DNAが転写されてメッセンジャーRNA(mRNA)が作られ,さらにこのmRNAが翻訳されて蛋白質が合成される.ここで,ある蛋白質が合成されているかどうかを調べるのに,その鋳型となったmRNAの定量,解析が行われる.この際に用いられる技法がNorthern blottingであり,医学,分子生物学などの分野では欠かすことのできない技術となっている.
 実際には,まずRNAを変性条件下でアガロースゲル電気泳動をして大きさにより分画した後,ニトロセルロースフィルターあるいはナイロンメンブランに移し,特定のプローブとhybridizeさせて,RNAの量的・質的解析を行う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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