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文献概要
増刊号 臨床血液検査 II.止血機能検査 2.検査の実際と症例の解釈 2)凝固検査 A.検査法
(7)フィブリノゲン
著者: 桜井典子1
所属機関: 1神奈川県立衛生短期大学
ページ範囲:P.221 - P.224
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フィブリノゲンは分子量約340,000で,生体内半減期は3〜4日の糖蛋白である.肝実質細胞で産生され,その約80%は血漿に,残りが組織に分布しているといわれている.フィブリノゲンは血液凝固第I因子(F.I)と呼ばれ,血液凝固の最終段階でトロンビンによってフィブリンとなり,血栓,止血に重要な役割を果たしているので,その測定は臨床上意義が大きい.
フィブリノゲンは分子量約340,000で,生体内半減期は3〜4日の糖蛋白である.肝実質細胞で産生され,その約80%は血漿に,残りが組織に分布しているといわれている.フィブリノゲンは血液凝固第I因子(F.I)と呼ばれ,血液凝固の最終段階でトロンビンによってフィブリンとなり,血栓,止血に重要な役割を果たしているので,その測定は臨床上意義が大きい.
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