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文献詳細

雑誌文献

検査と技術19巻7号

1991年06月発行

文献概要

増刊号 臨床血液検査 II.止血機能検査 2.検査の実際と症例の解釈 2)凝固検査 A.検査法

(15)フィブリノペプチドA

著者: 長谷川淳1

所属機関: 1溪仁会西円山病院

ページ範囲:P.256 - P.259

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はじめに
 フィブリノペプチドA(fibrinopeptide A;FPA)は,フィブリノゲンのAα鎖のNH2未端側のArg(α16)-Gly(α17)結合がトロンビンによって切断されて遊離したペプチドである(図98).
 FPAはトロンビン作用を直接反映する指標であると考えられている.したがって,この指標を測定する目的は,フィブリノゲンに対するトロンビン作用を間接的に知ることによって,その生体の凝固動態を推測することにある.表現はpmol/mlで可能である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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