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資料
凝固・線溶因子心日内変動
著者: 秋山淑子1
所属機関: 1東京大学医学部附属病院検査部
ページ範囲:P.332 - P.335
文献購入ページに移動■検討の内容1)
臨床検査においては通常,早朝空腹時に採血を行っているが,日内変動がある場合には測定結果の評価に際しては,それを考慮しなければならない.そこで,止血学的指標の日内変動を検討するために,健常者16名から16時,20時,0時,翌朝8時,9時,12時,16時の7回にわたって真空採血管を用いた採血を行った.採血は食前に行ったが,朝9時の採血のみ食餌の影響をみる目的で食後に採血した.また,安静を保ったのは夜半の0時過ぎから翌朝7時の間のみで,それ以外はすべて動作時に採血を行い,表8の22項目について測定した.
有意差検定は採血時刻ごとに測定値の平均と標準偏差を求め,起点とした16時の値と他の時刻の成績をそれぞれ比較し,Studentのt検定により解析した.
臨床検査においては通常,早朝空腹時に採血を行っているが,日内変動がある場合には測定結果の評価に際しては,それを考慮しなければならない.そこで,止血学的指標の日内変動を検討するために,健常者16名から16時,20時,0時,翌朝8時,9時,12時,16時の7回にわたって真空採血管を用いた採血を行った.採血は食前に行ったが,朝9時の採血のみ食餌の影響をみる目的で食後に採血した.また,安静を保ったのは夜半の0時過ぎから翌朝7時の間のみで,それ以外はすべて動作時に採血を行い,表8の22項目について測定した.
有意差検定は採血時刻ごとに測定値の平均と標準偏差を求め,起点とした16時の値と他の時刻の成績をそれぞれ比較し,Studentのt検定により解析した.
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