icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術19巻7号

1991年06月発行

文献概要

わだい

ビトロネクチン

著者: 窪田歴1 林正男1

所属機関: 1お茶の水女子大学理学部生物学教室

ページ範囲:P.343 - P.344

文献購入ページに移動
はじめに
 ビトロネクチン(vitronectin)1)は,フィブロネクチンと同様の細胞接着活性を持つ血漿糖蛋白質である.1985年,一次構造が決定され,免疫補体系の調節蛋白質Sプロテインと同一分子であることが明らかとなった.血漿中に0.3mg/mlとかなり高濃度で存在しているほか,結合組織,細胞外マトリックス,血小板にも存在する.ビトロネクチンの分子量は75,000であるが,通常,分子の一部が切断された,分子量65,000の分子種と混在している2,3)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?