文献詳細
文献概要
わだい
ビトロネクチン
著者: 窪田歴1 林正男1
所属機関: 1お茶の水女子大学理学部生物学教室
ページ範囲:P.343 - P.344
文献購入ページに移動はじめに
ビトロネクチン(vitronectin)1)は,フィブロネクチンと同様の細胞接着活性を持つ血漿糖蛋白質である.1985年,一次構造が決定され,免疫補体系の調節蛋白質Sプロテインと同一分子であることが明らかとなった.血漿中に0.3mg/mlとかなり高濃度で存在しているほか,結合組織,細胞外マトリックス,血小板にも存在する.ビトロネクチンの分子量は75,000であるが,通常,分子の一部が切断された,分子量65,000の分子種と混在している2,3).
ビトロネクチン(vitronectin)1)は,フィブロネクチンと同様の細胞接着活性を持つ血漿糖蛋白質である.1985年,一次構造が決定され,免疫補体系の調節蛋白質Sプロテインと同一分子であることが明らかとなった.血漿中に0.3mg/mlとかなり高濃度で存在しているほか,結合組織,細胞外マトリックス,血小板にも存在する.ビトロネクチンの分子量は75,000であるが,通常,分子の一部が切断された,分子量65,000の分子種と混在している2,3).
掲載誌情報