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文献詳細

雑誌文献

検査と技術19巻7号

1991年06月発行

文献概要

わだい

血友病の遺伝子診断

著者: 三上貞昭1

所属機関: 1国立奈良病院小児科

ページ範囲:P.350 - P.351

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 血友病は伴性劣性遺伝の出血性疾患であり,血液凝固第VIII因子(F.VIII)欠乏症である血友病Aと第IX因子(F.IX)欠乏症である血友病Bとに分類される.血友病Aのほうが頻度が高い.
 血友病Aと遺伝子診断とのかかわりは,F.VIII遺伝子が極めて長い遺伝子であり,また血中F.VIII蛋白が微量であるため分析は困難を極めたが,遺伝子工学手法を用いて治療用のrecombinant F.VIIIを作製する試みが精力的に行われるにつれ,遺伝子が同定され,cDNA配列も明らかとなり,広く遺伝子診断に応用されるに至った.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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