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文献詳細

雑誌文献

検査と技術19巻8号

1991年07月発行

文献概要

検査法の基礎

検査室におけるMRSA院内感染予防対策

著者: 浅野裕子1 石郷潮美1 入山純司1 水口一衛2

所属機関: 1大垣市民病院臨床検査技術部 2大垣市民病院集中治療室

ページ範囲:P.603 - P.609

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サマリー
 メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(methicillin-resistant Staphylococcus aureus;MRSA)は,難治性の院内感染原因菌として急激な増加傾向を示しており,根本的な感染防止対策の必要性が急務となっている.これに対して院内感染対策委員会は,感染対策マニュアルの作成と同時にその実施に努める必要がある.この組織の構成メンバーとして細菌検査室は重要な役割を担っており,その内容は院内全体および病棟単位の分離状況,薬剤感受性の動向,患者個々の分離菌の変遷などの報告,そして,環境検査として,感染源,感染経路の検索を含めた病院内での分布調査の実施と結果の検討などが挙げられる.本稿では疫学的方法を踏まえて,MRSAによる院内感染の発生要因を考察し,検査室側の院内感染対策について記述した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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