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項目●ミエリン塩基性蛋白
著者: 山田正仁1
所属機関: 1東京医科歯科大学医学部神経内科
ページ範囲:P.630 - P.631
文献購入ページに移動[1]ミエリン塩基性蛋白とは?
中枢神経系の髄鞘(ミエリン鞘)は,70%の脂質と30%の蛋白から構成されている.ミエリン塩基性蛋白(myelin basic protein;MBP)は,中枢神経系の髄鞘の主要な蛋白であり,髄鞘蛋白全体の約30%を占める.MBPは,また末梢神経系のミエリンにも見いだされる1).
MBPは,pH11付近に等電点を有する極めて塩基性の強いミエリン蛋白であり,動物に免疫したときに実験的アレルギー性脳脊髄炎を引き起こす物質として知られている.
中枢神経系の髄鞘(ミエリン鞘)は,70%の脂質と30%の蛋白から構成されている.ミエリン塩基性蛋白(myelin basic protein;MBP)は,中枢神経系の髄鞘の主要な蛋白であり,髄鞘蛋白全体の約30%を占める.MBPは,また末梢神経系のミエリンにも見いだされる1).
MBPは,pH11付近に等電点を有する極めて塩基性の強いミエリン蛋白であり,動物に免疫したときに実験的アレルギー性脳脊髄炎を引き起こす物質として知られている.
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