文献詳細
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文献概要
[1]目的
最近,X線CTに次ぐ新しい画像診断技術としてMRI(magnetic resonance imaging)装置が目覚ましい進歩,普及を遂げている.その基本原理は,有機化学などの分野で構造解析手段として広く利用されてきた核磁気共鳴法(nuclear magnetic resonance;NMR)である.本法では生体内に自然に存在する原子核(主に生体水分中のプロトン;1H)の分布や存在状態を反映する共鳴信号を用いるので,単に形態学的情報だけでなく,各種臓器,組織の生理,生化学的状態を反映する機能的情報を画像化する点で,これまでの画像診断技術にはない多くの可能性を有する.
最近,X線CTに次ぐ新しい画像診断技術としてMRI(magnetic resonance imaging)装置が目覚ましい進歩,普及を遂げている.その基本原理は,有機化学などの分野で構造解析手段として広く利用されてきた核磁気共鳴法(nuclear magnetic resonance;NMR)である.本法では生体内に自然に存在する原子核(主に生体水分中のプロトン;1H)の分布や存在状態を反映する共鳴信号を用いるので,単に形態学的情報だけでなく,各種臓器,組織の生理,生化学的状態を反映する機能的情報を画像化する点で,これまでの画像診断技術にはない多くの可能性を有する.
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