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酸化型グルタチオンと睡眠
著者: 井上昌次郎1 本多和樹1 菰田泰夫1
所属機関: 1東京医科歯科大学医用器材研究所
ページ範囲:P.651 - P.652
文献購入ページに移動そこで私たちは,長時間のあいだ眠らずにいたラットの脳幹から,睡眠物質を取り出すことにした.断眠によって睡眠欲求が増加するため,睡眠中枢の存在する脳幹内で,活性物質の濃度が高まると考えたからである.そのためまず,多数のラットを同時に断眠させる装置を考案した,これを用いて,24時間にわたって不眠状態においたラット約5,000頭の脳を準備し,脳幹抽出物を作製した1,2).
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