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技術講座 生理
消化器領域における超音波検査の進めかた—[3]主な肝疾患
著者: 佐久間浩1
所属機関: 1(財)癌研究会附属病院中央検査部超音波室
ページ範囲:P.747 - P.752
文献購入ページに移動サマリー
腹部超音波検査を行うに当たり,いくつかの代表的な肝疾患の超音波像を知っておく必要がある.肝疾患は限局性肝疾患と,びまん性肝疾患とに大別され,限局性肝疾患としては肝嚢胞・肝血管腫・肝膿瘍・肝内石灰化・肝細胞癌・転移性肝癌などが,びまん性肝疾患としては肝硬変や慢性肝炎といったいわゆる慢性肝障害と脂肪肝が,その頻度も高く重要である.
本稿ではこれらの疾患の超音波像について解脱するが,いずれの場合においても,多くの非典型例および境界病変が存在するため,あらゆる可能性を念頭において検査を進めていく必要がある.
腹部超音波検査を行うに当たり,いくつかの代表的な肝疾患の超音波像を知っておく必要がある.肝疾患は限局性肝疾患と,びまん性肝疾患とに大別され,限局性肝疾患としては肝嚢胞・肝血管腫・肝膿瘍・肝内石灰化・肝細胞癌・転移性肝癌などが,びまん性肝疾患としては肝硬変や慢性肝炎といったいわゆる慢性肝障害と脂肪肝が,その頻度も高く重要である.
本稿ではこれらの疾患の超音波像について解脱するが,いずれの場合においても,多くの非典型例および境界病変が存在するため,あらゆる可能性を念頭において検査を進めていく必要がある.
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