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文献詳細

雑誌文献

検査と技術19巻9号

1991年08月発行

文献概要

技術講座 一般

尿蛋白定量検査の精度管理

著者: 水谷博1 松崎頼子2 藤森勲2

所属機関: 1豊岡村健康管理センター 2県西部浜松医療センター検査部

ページ範囲:P.753 - P.758

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サマリー
 精度管理の基本は,誤差因の解析とその除去にある.その過程を介して測定法が改良されていく.尿蛋白定量検査の精度管理もまったく同様である.ここでは,静岡県精度管理調査結果の解析と比濁法誤差因の解明を中心に,精度管理の技術を解説した.
 尿蛋白定量検査がかかえる精度の問題は,尿蛋白組成の多様性によって生じている.色素法採用率の漸増は,比濁法に比して誤差因が少ないことに起因する.その結果として施設間格差は縮小していった.しかしながら,測定法と較正用物質の統一化が行われても,所期の目標を達成することはできない.基本的な測定技術の安定化をないがしろにしてはならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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