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文献詳細

雑誌文献

検査と技術19巻9号

1991年08月発行

文献概要

トピックス

“bubble cell”と“bubble cast”/HLA遺伝子群

著者: 今井宣子1 徳永勝士2

所属機関: 1大阪大学医学部附属病院中央臨床検査部 2東京大学医学部附属病院輸血部

ページ範囲:P.790 - P.791

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 腎疾患患者の尿沈渣中に空泡状の円柱や空泡状の細胞を見ることがある.特に,重症のネフローゼ症候群(慢性糸球体腎炎,糖尿病性腎症,ループス腎炎など)のときには,多量の円柱(顆粒円柱,上皮円柱,赤血球円柱,白血球円柱,脂肪円柱,ロウ様円柱,血液円柱など)や,腎尿細管上皮,卵円形脂肪体などとともにみられる.
 空泡状の円柱は,大きさは多様で,空泡の形状,大小もいろいろである.時に,赤血球円柱に酷似して見えることもある.空泡状の細胞は,形状,大きさは多様であるが,核は1個で,空泡は1個から数個まで,また細胞は多数集合している場合もある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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