文献詳細
文献概要
マクロとミクロ
脾臓
著者: 佐々木憲一1
所属機関: 1中央鉄道病院中検
ページ範囲:P.6 - P.7
文献購入ページに移動その発生は,胎生1か月の終わりに胃の後面(dorsalmesogastrium)から突出し,細胞が増生するとともに胎生第3か月で分離をしはじめる.やがて本来の形を形成するとともに,脾臓の基礎となる間葉組織が増加し,これより被膜,脾柱,網眼が生じてくる.胎生6か月でリンパ組織が生じ,また血液洞が形成されるが,胎生期にはこの脾臓で造血が行なわれる.
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