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文献詳細

雑誌文献

検査と技術2巻11号

1974年11月発行

文献概要

マスターしよう基礎操作

ガラス電極pHメーターの取り扱い

著者: 奥重信1

所属機関: 1堀場製作所第1技術部

ページ範囲:P.41 - P.45

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 pHの測定法は大きく2つに分けることができる.1つはあまり精密ではないが測定法が簡易である比色法,もう1つは前者よりも精密な電気的測定法である.後者は測定法が近年著しく簡略化され広く用いられるようになった.電気的測定法の検出端子としては水素,ガラス,アンチモン,キンヒドロン電極などがあるが,水素電極は水素ガスを使うという不便があり,アンチモン,キンヒドロン電極は酸化還元性溶液には使用できないという制約がある.一方,ガラス電極は応答速度の速いこと,再現性のよいこと,ほとんどあらゆる溶液に使用できることなどの利点を有しているが,電極の内部抵抗が高いため測定法が困難であった.
 しかし最近のエレクトロニクスの発達でガラス電極による測定法も容易になり,pHの測定といえばガラス電極法によるものと考えられるまでになってきている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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