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文献詳細

雑誌文献

検査と技術2巻3号

1974年03月発行

技術講座 一般

一般検査室で使用する器具の選び方

著者: 相賀静子1

所属機関: 1国立東京第一病院研究検査科

ページ範囲:P.70 - P.71

文献概要

 検査室で使用する器具の種類は非常に多く,各検査室で多少違っている.各へやの検査項目,使用条件によっても,形,大きさ,材質などのほか,同じものでも使用頻度の異なっていることがほとんどであろう.また,患者が直接使用する採尿コップや試験管などは検査室側のみの考えでは決められない.やはり採尿しやすく,持ち運びに楽で,しかもしみ出さないような材質で,安く大量に使えるものを選ばないといけない.
 7〜8年前まではもっぱらガラス製品が用いられ,合成樹脂製や紙製品など考えられなかったが,現在ではガラス製品は作る人が少なくなり,高価なものになってしまった.また,こわれやすく,洗浄する手間もあって,使い捨てにする容器に変えた検査室が多い.しかし,ポリ製品は焼却時の公害原因にもなるし,最近では入手困難にもなってきたので,便利でありながらまたガラス製品の需要が多くなっている.以下,一般検査室で行なわれる各項目について容器の選び方を考えてみよう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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