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文献詳細

雑誌文献

検査と技術2巻4号

1974年04月発行

文献概要

技術講座 生化学

比色分析と検量線—検量線はどうして曲がるか

著者: 野本昭三1

所属機関: 1信州大病院中検

ページ範囲:P.60 - P.61

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 臨床化学実習で学生が比色分析の検量線を書く時,まず決まって言われることは"検量線は必ず二重試験(duplicate)または三重試験(triplicate)で"ということであろう.標準液系列を定量分析の法にかなった操作で1,2,4,6,8濃度というような間隔で作り,各濃度ともに2本または3本ずつ取って呈色させ,吸光度を求めて各濃度ごとに平均値と変動幅をグラフ用紙に書き入れて検量線を書くことが,比色分析のマナーであると教えられていることと思う(図1).
 今,私は"定量分析の法にかなった操作で"ということばを用いた.これは"要求される精度を十分考慮したピペットと定量フラスコの組み合わせおよび温度条件で"という意味である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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