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文献詳細

雑誌文献

検査と技術2巻7号

1974年07月発行

文献概要

マスターしよう基礎操作

培地の作り方

著者: 東堤稔1

所属機関: 1阪大微生物病研究会

ページ範囲:P.41 - P.45

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 乾燥培地が広く普及した結果,多くの施設で細菌培養検査が手軽に行えるようになった.自家製培地の作製には,多種類の試薬の準備と管理,めんどうな保存法,ときには名人芸が要求されるなど,繁雑な操作が必要である.これに比べて乾燥培地は使用法がきわめて簡易であり,近年品質管理もよくなって各ロット間に品質の差がなくなり,需要の激増に伴つて種類も豊富になってきた.
 このような便利な乾燥培地でも,正しい取り扱い方,使用法を守らなければ,培地本来の性能,たとえば選択性などが十分に発揮できず,検査結果に大きな影響を与えることに注意しなければならない.以下,乾燥粉末培地を中心に培地の作り方,保存法について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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