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文献詳細

雑誌文献

検査と技術2巻7号

1974年07月発行

文献概要

技術講座 血液

部分トロンボプラスチン時間

著者: 秋山淑子1

所属機関: 1東大病院中検

ページ範囲:P.62 - P.63

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 出血素因のスクリーニングとして,凝固時間とならんで,部分トロンボプラスチン時間の測定が広く行われるようになってきた.
 プロトロンビン時間測定に用いられる組織トロンボプラスチンは脂質タンパクであり,正常血漿も血友病血漿もともに同じ速さで凝固させるが,血小板第3因子としてのリン脂質は両者の血漿を同じ速さでは凝固せしめない.したがってLangdellは組織トロンボプラスチンを完全トロンボプラスチン(complete thromboplastin),リン脂質を部分トロンボプラスチン(partial thromboplastin)と名づけ,リン脂質を用いた部分トロンボプラスチン時間を考案した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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