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文献概要
最近の検査技術
酵素抗体法
著者: 星野宗光1 赤塚弘道2 島田畯介13
所属機関: 1愛知県がんセンター研究所超微形態学部 2愛知県がんセンター研究所病院臨床検査部 3順大内科
ページ範囲:P.33 - P.39
文献購入ページに移動この原理は,あらかじめ抗体に螢光物質を標識しておいて,組織切片中の抗原と反応させ,その反応場所-抗原の局在場所を,螢光物質の存在によって知るということである.この基本的な方法論は,その後,標識物質を鉄を含んだ高分子タンパクであるフェリチンに変えることによって,電子顕微鏡レベルにおいても応用が可能となった2,3).ここで紹介する酵素抗体法は,原理はCoonsらの螢光抗体法と同じであるが,標識物質としてhorseradish peroxidase(西洋ワサビのペルオキシダーゼ,以下HPOと略記する)を用い,抗原抗体反応後,その局在をペルオキシダーゼ反応によって知るという方法である.
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