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文献詳細

雑誌文献

検査と技術2巻9号

1974年09月発行

文献概要

技術講座 血清

梅毒血清反応・1 補体結合反応(緒方法)

著者: 堀越晃1

所属機関: 1東大病院中検

ページ範囲:P.64 - P.65

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 梅毒血清反応の補体結合反応としては,ブラウニング微研法(補体増量法),コルマー法(抗体減量法),緒方(抗原減量法),RPCFなどが従来から日常検査に法利用されてきたが,現在では材料不足や技術的な問題などから補体結合反応を省略する施設が多くなった.しかし,補体結合反応はWasserman反応として梅毒血清反応の代名詞のごとく扱われ,沈降反応の検査法(梅毒凝集法やガラス板法)とともに日常検査として実施されており,ここでは多くの施設で行われている緒方法について,日常検査として必要な問題点について解説する.
 なお補体結合反応は血清学的検査の中でも重要な検査方法であり,反応の原理や技術的問題に対する理解など,血清学の実習にも欠くことのできない検査術式であるから,十分に訓練を重ねて実施することがたいせつである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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