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明日の検査技師に望む
入力の重要性
著者: 斎藤正男1
所属機関: 1東京大学医学部医用電子研究施設
ページ範囲:P.12 - P.12
文献購入ページに移動 最近の傾向として,診断がいっそう自動化されつつある.データが与えられると,コンピュータがすべてを処理し,曖昧な情報が入ってきてもそれなりに処理して,結果を出すというのである.推計学的な処理とか,ファジィ理論という技術の応用が考えられている.
一度でもこの種の応用を試みるとわかることであるが,入力が確かでないときに,それをソフトウェアで処理しようとすると,たちまち精度の壁に突き当たる.入力の精度がどうしても改善できないときには,ソフトウェアで工夫するのもよいが,本当は,データ処理を工夫するよりも,入力の精度を改善するほうが賢明である.
一度でもこの種の応用を試みるとわかることであるが,入力が確かでないときに,それをソフトウェアで処理しようとすると,たちまち精度の壁に突き当たる.入力の精度がどうしても改善できないときには,ソフトウェアで工夫するのもよいが,本当は,データ処理を工夫するよりも,入力の精度を改善するほうが賢明である.
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