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文献詳細

雑誌文献

検査と技術20巻1号

1992年01月発行

文献概要

技術講座 生化学

粘度の測定

著者: 内村功1

所属機関: 1東京医科歯科大学第三内科

ページ範囲:P.25 - P.29

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サマリー
 粘度なかでも血液粘度は各種疾患において変化し,疾患の重症度の評価や予後の判定に利用される.血液粘度の上昇する疾患としては,マクログロブリン血症・多発性骨髄腫など血清蛋白の増加によるもの,多血症のように血球成分の増加するもの,炎症性疾患にみられる急性期蛋白なかでもフィブリノーゲンの増加によるものなどに分けられる.このほか心筋梗塞や脳梗塞,さらに糖尿病などいろいろな疾患で血液粘度の増加がみられる.
 測定法は回転粘度計を用い,いくつかのずり速度を用いて測定する方法が一般的である.このほか毛細管粘度計によって血漿粘度が測定される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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