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技術講座 生化学
粘度の測定
著者: 内村功1
所属機関: 1東京医科歯科大学第三内科
ページ範囲:P.25 - P.29
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粘度なかでも血液粘度は各種疾患において変化し,疾患の重症度の評価や予後の判定に利用される.血液粘度の上昇する疾患としては,マクログロブリン血症・多発性骨髄腫など血清蛋白の増加によるもの,多血症のように血球成分の増加するもの,炎症性疾患にみられる急性期蛋白なかでもフィブリノーゲンの増加によるものなどに分けられる.このほか心筋梗塞や脳梗塞,さらに糖尿病などいろいろな疾患で血液粘度の増加がみられる.
測定法は回転粘度計を用い,いくつかのずり速度を用いて測定する方法が一般的である.このほか毛細管粘度計によって血漿粘度が測定される.
粘度なかでも血液粘度は各種疾患において変化し,疾患の重症度の評価や予後の判定に利用される.血液粘度の上昇する疾患としては,マクログロブリン血症・多発性骨髄腫など血清蛋白の増加によるもの,多血症のように血球成分の増加するもの,炎症性疾患にみられる急性期蛋白なかでもフィブリノーゲンの増加によるものなどに分けられる.このほか心筋梗塞や脳梗塞,さらに糖尿病などいろいろな疾患で血液粘度の増加がみられる.
測定法は回転粘度計を用い,いくつかのずり速度を用いて測定する方法が一般的である.このほか毛細管粘度計によって血漿粘度が測定される.
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