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文献詳細

雑誌文献

検査と技術20巻10号

1992年09月発行

文献概要

検査法の基礎

薬剤感受性試験における判定基準—ブレークポイントの意義

著者: 千葉潤一1 渡辺彰2

所属機関: 1仙台厚生病院細菌検査室 2東北大学抗酸菌病研究所内科

ページ範囲:P.767 - P.773

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サマリー
 薬剤感受性試験における判定基準とは,各方法において得られる測定値を臨床効果に置き換えてどのように解釈するかということである.希釈法では臨床効果を反映するMIC値(MICブレークポイント)を意味し,この値は当然共通したものでなくてはならない.
 一方,ディスク拡散法はあくまで定性的な方法であるため,希釈法によるMICブレークポイントを反映する阻止円直径を判定基準とすべきである.しかし本邦において,標準化されたMICブレークポイントの設定は残念ながらまだ行われていない.ここではMICブレークポイントの設定方法を中心に,他国の方法も参考にしながら説明した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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