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文献詳細

雑誌文献

検査と技術20巻10号

1992年09月発行

文献概要

技術講座 免疫

C型肝炎ウイルス(HCV)抗体検出法

著者: 野本剛史1 山下精彦12

所属機関: 1日本医科大学付属病院中央検査部 2日本医科大学付属病院第一外科

ページ範囲:P.790 - P.795

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サマリー
 C型肝炎ウイルス(HCV)遺伝子のcDNA断片5-1-1がイムノスクリーニングによって得られ,そしてこの断片を手がかりにHCVの全長cDNAが得られ,HCV遺伝子解析の進展と並行して,この元のcDNA断片を含むc1OO領域の酵母で発現された。これにより,この発現蛋白c1OO-3抗体検出の系が開発された.このアッセイの結果,HCVが世界中のほとんどの輸血後および散発性の非A非B型肝炎の原因ウイルスであることが判明し,現在の臨床検査の1つとして貴重な存在である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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