文献詳細
今月の表紙
文献概要
造血実質の容積比(cellularity)は,高形成,正形成,低形成と3段階に分けられる.Weibelの多目的テスト板でpoint counting法を用いて計測することもできるが,煩雑である.画像解析装置では簡単に計測できる.
左下の図はほぼ正常な成人の骨髄生検標本である.HE染色(説明のため400倍)で白く抜けた部分は脂肪細胞である.左上の図のように脂肪細胞を緑色に変換し,計測するとその面積は77.141μm2で,全画面の面積は157.51μm2であり,造血実質の面積比はほぼ1:1となり,正形成の骨髄と判定できる.もっと弱拡大の画面で同様にce11ularityを計測できる.
左下の図はほぼ正常な成人の骨髄生検標本である.HE染色(説明のため400倍)で白く抜けた部分は脂肪細胞である.左上の図のように脂肪細胞を緑色に変換し,計測するとその面積は77.141μm2で,全画面の面積は157.51μm2であり,造血実質の面積比はほぼ1:1となり,正形成の骨髄と判定できる.もっと弱拡大の画面で同様にce11ularityを計測できる.
掲載誌情報