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文献詳細

雑誌文献

検査と技術20巻10号

1992年09月発行

文献概要

今月の表紙

骨髄(脂肪細胞の割合)

著者: 諸(前川)傑1 町並陸生1

所属機関: 1東京大学医学部病理学教室

ページ範囲:P.795 - P.795

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 造血実質の容積比(cellularity)は,高形成,正形成,低形成と3段階に分けられる.Weibelの多目的テスト板でpoint counting法を用いて計測することもできるが,煩雑である.画像解析装置では簡単に計測できる.
 左下の図はほぼ正常な成人の骨髄生検標本である.HE染色(説明のため400倍)で白く抜けた部分は脂肪細胞である.左上の図のように脂肪細胞を緑色に変換し,計測するとその面積は77.141μm2で,全画面の面積は157.51μm2であり,造血実質の面積比はほぼ1:1となり,正形成の骨髄と判定できる.もっと弱拡大の画面で同様にce11ularityを計測できる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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