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文献詳細

雑誌文献

検査と技術20巻10号

1992年09月発行

文献概要

生体のメカニズム ホルモン・9

性ホルモン—男性ホルモン

著者: 簑和田滋1

所属機関: 1東京逓信病院泌尿器科

ページ範囲:P.823 - P.826

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はじめに
 男性ホルモン(androgen)はC19 ステロイドの総称であり,精巣から分泌されるテストステロン(testosterone;T)はその代表である.性の分化や性成熟,精子形成,性行動の遂行などに重要な役割を果たしており,標的器官において活性型のジヒドロテストステロン(dihydrotestosterone;DHT)に変換されて,その生物活性を発揮する.このほか,デヒドロエピアンドロステロン,アンドロステンジオン,アンドロスタンジオール,アンドロステロンなどの生物活性の弱い副腎性アンドロジェンが存在する(図1).ここではテストステロンを中心として,その分泌調節機構や生理作用,代謝などについて示す.また分泌障害を伴う疾患についても簡単に述べ,臨床との関連性についても紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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