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ホジキン病と非ホジキン悪性リンパ腫
著者: 諸(前川)傑1 町並陸生1
所属機関: 1東京大学医学部病理学教室
ページ範囲:P.868 - P.868
文献購入ページに移動 ホジキン病は悪性リンパ腫の1つであり,組織学的に,この疾患に特有なReed-Sternberg細胞が出現し,背景のリンパ球に異型がないことが特徴である.写真左上は,ホジキン病のリンパ節で,2核のReed-Sternberg細胞と小型のリンパ球が認められる.ここにみられるリンパ球の核面積の平均値を画像解析装置を用いて求めるため,核を緑色に変換したものが写真右上で,その値は11.058μm2であった.写真左下は非ホジキン悪性リンパ腫大細胞型の組織像で,核にくびれを有する腫瘍性の大型のリンパ球が認められる.写真右下では,画像解析装置を用いて核面積を求めるため,核が緑色に変換されている.この大細胞型悪性リンパ腫の核面積の平均値は25.909μm2で,ホジキン病にみられるリンパ球の約2倍の大きさであった.
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