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文献詳細

雑誌文献

検査と技術20巻11号

1992年10月発行

文献概要

マスターしよう検査技術

日臨技法による尿沈渣検査法

著者: 佐藤俊1

所属機関: 1日本臨床衛生検査技師会標準化部会

ページ範囲:P.909 - P.913

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はじめに
 尿沈渣検査は,尿中に含まれている有形成分(血球,上皮細胞,円柱,微生物,結晶など)を遠心力の作用で,遠心管の管底に濃縮沈殿させ,顕微鏡で観察する検査である.したがって,尿沈渣検査は古くから腎・尿路系疾患の診断,および治療に欠くことのできない検査の1つとして実施されてきた.しかし検査手技,成分の分類および記載方法については,各施設で対応がさまざまであり,検査精度向上のため,統一化が強く望まれていた.日本臨床衛生検査技師会では,1991年8月に『尿沈渣検査法』テキスト1)を発刊し,標準法を提示した.テキストの内容は尿の採尿方法に始まり,尿沈渣標本の作製法,成分の記載法,各成分の解説および96枚のカラーアトラスから成る.
 本稿では,検査室に尿が提出された以降の尿沈渣作製方法について述べることにする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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