文献詳細
文献概要
検査ファイル
自己融解
著者: 小島勝1
所属機関: 1足利赤十字病院臨床検査部
ページ範囲:P.931 - P.931
文献購入ページに移動 自己融解(autolysis)とは死に至った細胞自身の消化酵素によって細胞自身が分解されることと定義される.全身死に伴う自己融解はpostmortem autolysisという.
細胞の死後数分以内に胞体内のライソゾームから水解酵素が放出され活性化を受ける.活性化された水解酵素は急速に細胞内小器官や細胞膜を破壊する.このような自己消化の過程が自己融解である.
細胞の死後数分以内に胞体内のライソゾームから水解酵素が放出され活性化を受ける.活性化された水解酵素は急速に細胞内小器官や細胞膜を破壊する.このような自己消化の過程が自己融解である.
掲載誌情報