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文献詳細

雑誌文献

検査と技術20巻11号

1992年10月発行

検査ファイル

自己融解

著者: 小島勝1

所属機関: 1足利赤十字病院臨床検査部

ページ範囲:P.931 - P.931

文献概要

 自己融解(autolysis)とは死に至った細胞自身の消化酵素によって細胞自身が分解されることと定義される.全身死に伴う自己融解はpostmortem autolysisという.
 細胞の死後数分以内に胞体内のライソゾームから水解酵素が放出され活性化を受ける.活性化された水解酵素は急速に細胞内小器官や細胞膜を破壊する.このような自己消化の過程が自己融解である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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