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文献詳細

雑誌文献

検査と技術20巻12号

1992年11月発行

病気のはなし

急性白血病の最近の進歩

著者: 白川茂1 小林透1 三輪啓志1 岡宏次1

所属機関: 1三重大学医学部第2内科

ページ範囲:P.954 - P.960

文献概要

サマリー
 急性白血病の病型診断には形態学に加え,免疫学的,分子生物学的,さらに細胞遺伝学的マーカーの検索が行われるようになり,実用的なFAB分類も改訂,追加がなされ,また混合白血病のような新しい概念も提出され,診断面の進歩がみられている.一方,治療面においても,急性白血病は近年の多剤併用非交叉耐性交代併用化学療法のような強力治療により,また骨髄移植療法の進歩によって治癒可能と考えられるようになり,治癒指向性治療が専門施設で行われるようになっている.さらに分化誘導療法として活性型ビタミンA(ATRA)による急性前骨髄球性白血病の治療は特筆に値する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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