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文献詳細

雑誌文献

検査と技術20巻12号

1992年11月発行

文献概要

技術講座 一般

関節液中の細胞の見かた

著者: 米田操1 山端真美1

所属機関: 1榊原みのり会病院(七川記念榊原リウマチ病センター)臨床検査科

ページ範囲:P.997 - P.1002

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サマリー
 関節に病変が起こると関節内に関節液が貯留するが,この関節液を調べることで関節内に起こっている病変をかなり的確に知ることができる.例えば,白血球数が2,000/mm3以上に増加していると炎症性疾患であろうといえるし,500/mm3以下であると非炎症性(変性)疾患が疑われる.好中球が結晶を貪食していると結晶誘発性関節炎,菌体を貪食していると感染性関節炎の診断がつく.
 他の各疾患の関節液においても特徴的な細胞が見つかることがある.例えば,ライター細胞,Ragocyte,LE細胞,ATL細胞などがそれである.ここでは,関節液中にみられる1つ1つの細胞の形態と臨床的意義について述べた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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