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文献詳細

雑誌文献

検査と技術20巻12号

1992年11月発行

文献概要

検査データを考える

乳腺の異常超音波像

著者: 種村正1 遠田栄一1

所属機関: 1三井記念病院中央検査部生理科

ページ範囲:P.1019 - P.1023

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はじめに
 近年,生活様式の欧米化に伴い乳癌の発生は増加の一途をたどっており,近い将来大腸癌とともに女性の癌死亡の第1位を占めることが予想されている.
 一般的に乳癌の診断は,触診や穿刺細胞診などの理学的所見が大きなウエートを占めているが,触知不能乳癌や微小乳癌などの早期発見のために,かつては補助的診断法であった超音波,X線検査(マンモグラフィ)などの画像診断法の役割はますます大きくなるものと思われる.特に超音波診断法は装置の改良開発や新手法(ドップラ法)の導入などにより診断精度および検出率が飛躍的に向上してきたため,乳腺疾患においては必要不可欠の検査法になりつつある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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