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文献詳細

雑誌文献

検査と技術20巻12号

1992年11月発行

検査ファイル

尿中微量アルブミンの測定

著者: 髙加國夫1

所属機関: 1東京都済生会中央病院臨床検査科

ページ範囲:P.1027 - P.1027

文献概要

はじめに
 糖尿病腎症の早期障害の指標として尿中に排泄されるアルブミン,α1ミクログロブリン,β2ミクログロブリンなどの低分子蛋白が臨床的パラメータとして活用されており,中でも微量(ミクロ)アルブミン測定は腎症の主病変である糸球体病変をとらえるための検査として注目されている.一般に健康人でも1日当たり約5〜30mg程度のアルブミンが尿中に排泄されており,300mgを超えるようになると臨床的に尿蛋白陽性と判定される.したがって,通常の尿蛋白検査法ではとらえがたいが,健康人よりも多く排泄されているアルブミン尿を特に微量アルブミン尿と呼んでいる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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