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文献詳細

雑誌文献

検査と技術20巻13号

1992年12月発行

文献概要

明日の検査技師に望む

明日を担う技師諸君へ

著者: 中原一彦1

所属機関: 1杏林大学医学部臨床病理学

ページ範囲:P.1066 - P.1066

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1.臨床サービスの徹底を旨とすべし
 検査技師にとって第一の仕事は臨床検査であることは言を待たない.臨床検査を行ううえで最も基本とするべきは,臨床サービスの向上を徹底して考え,実行することだと思う.ここでいう臨床サービスとは,ともかく,臨床サイドからあがってくる種々の要望も含め,臨床側の立場に立って物事を考える姿勢のことである.臨床側の種々の要求に対して,ともすると,自分たちの仕事が増えるという理由で,あるいは繁雑なことを回避したいがために,そのような要求を頭から拒否してしまいがちになる.中には無謀な要望もあろうが,ともかく,前向きに取り組むという姿勢が大切だと思う.「明日の検査技師に望む」というテーマにもかかわらず,ずいぶん,卑近なことを言うと思われるかもしれないが,これはいつの時代になっても根底とすべき考えであると思う.要するに私の言いたいのは,プロとしての臨床検査技師に対して期待される心の持ちかたである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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