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文献詳細

雑誌文献

検査と技術20巻13号

1992年12月発行

文献概要

検査ファイル

尿中白血球

著者: 宿谷賢一1 古谷信滋1 中原一彦1

所属機関: 1杏林大学医学部附属病院中央臨床検査部

ページ範囲:P.1114 - P.1114

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はじめに
 尿中に白血球が増加する場合,腎・尿路系の炎症が推定され,重要な意義を持つ細胞の1つである.特に尿路感染症患者の尿中に出現する白血球のほとんどは好中球である.これらの好中球を詳細に観察すると細菌や酵母を貪食している.好中球の機能は,遊走能,貪食能,細胞内殺菌能に大別される.尿中では血液中と比べ,浸透圧,pH,補体成分などの諸因子が異なるため,機能を保持するには適当な環境とはいえないが,なんらかの役割を果たしている可能性が考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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