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文献詳細

雑誌文献

検査と技術20巻13号

1992年12月発行

文献概要

検査ファイル

尿比重

著者: 藤方理恵1 柿原良俊1

所属機関: 1愛媛県立中央病院検査部

ページ範囲:P.1116 - P.1116

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はじめに
 尿比重は尿中に含まれる溶質の質量(濃度)を表している.溶質に含まれる粒子の数(モル数)に比例する尿浸透圧とともに腎臓の重要な機能である尿の濃縮,希釈能を知るうえで重要であるが,水および電解質代謝の異常を告げる情報としても有用である.
 尿中主要溶質成分は食塩(10〜15g/日)と尿素(15〜30g/日)であり,尿比重は主としてこの2成分により支配される.また抗利尿ホルモン(antidiuretic hormone;ADH)の分泌に影響を与える寒冷,体位,情緒などの諸因子によっても影響される1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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