文献詳細
文献概要
検査ファイル
リチウムイオノフォア—血液中のリチウム測定
著者: 中野泰介1
所属機関: 1東亜電波工業(株)科学計測技術部1グループ
ページ範囲:P.170 - P.170
文献購入ページに移動はじめに
躁病の治療薬として炭酸リチウムが経口投与される.その際血液中のリチウムイオン(Li+)濃度をモニターしつつ投与することが望まれる.従来,この薬物モニターは炎光光度法により行われていたが,より簡便な方法が求められていた.それがリチウムイオノフォアの開発により,これを用いたイオン電極法によって実現可能となった.ここでは国産初の装置NAKL-133(東亜電波工業(株))を例に,Li+電極の概略を述べる.
躁病の治療薬として炭酸リチウムが経口投与される.その際血液中のリチウムイオン(Li+)濃度をモニターしつつ投与することが望まれる.従来,この薬物モニターは炎光光度法により行われていたが,より簡便な方法が求められていた.それがリチウムイオノフォアの開発により,これを用いたイオン電極法によって実現可能となった.ここでは国産初の装置NAKL-133(東亜電波工業(株))を例に,Li+電極の概略を述べる.
掲載誌情報