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文献詳細

雑誌文献

検査と技術20巻2号

1992年02月発行

検査ファイル

タイプ1プラスミノーゲンアクチベータインヒビター(PAI-1)

著者: 中野一司1 丸山征郎1

所属機関: 1鹿児島大学医学部第三内科

ページ範囲:P.173 - P.173

文献概要

[1]PAI-1-線溶系における位置付け
 線溶系は,プラスミノーゲンがプラスミンに活性化され,このプラスミンが止血血栓のフィブリンを溶解するプロセスである.しかし最近,プラスミンは単に血栓溶解のみでなく,発生,ウイルス感染の成立,炎症,組織の破壊と再生,血管新生,細胞の移動,癌の転移と浸潤など,種々の生体反応にかかわることが判明しつつある1)(図).
 ここではこのうち臨床上最も重要な線溶系におけるPAIの役割について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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