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骨肉腫の悪性度
著者: 諸傑1 町並陸生1
所属機関: 1東京大学医学部病理学教室
ページ範囲:P.199 - P.199
文献購入ページに移動 骨肉腫の組織学的悪性度(grading)分類を1975年にDahlinはBrodersの方法に従って行った.骨肉腫の通常型は,組織学的亜型にかかわらずgrade 3ないし4である.傍骨性骨肉腫,骨内分化型骨肉腫では腫瘍性の骨組織も線維性組織もすべてがよく分化し,異型に乏しく,多くはgrade 1または2とされ良好な予後が期待できる.
近年,細胞増殖と関連があるとされるAgNORs(silver-stained nucleolar organizer proteins)は腫瘍の生物学的悪性度を反映すると考えられ,多くの研究が行われている.AgNORsは鍍銀染色で細胞核内の黒色の点(silver dots)として観察され,その数と平均面積などの計測が行われている.
近年,細胞増殖と関連があるとされるAgNORs(silver-stained nucleolar organizer proteins)は腫瘍の生物学的悪性度を反映すると考えられ,多くの研究が行われている.AgNORsは鍍銀染色で細胞核内の黒色の点(silver dots)として観察され,その数と平均面積などの計測が行われている.
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