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文献詳細

雑誌文献

検査と技術20巻3号

1992年03月発行

文献概要

技術講座 生化学

ミオグロビンの測定法

著者: 河田與一1 片山善章1

所属機関: 1国立循環器病センター臨床検査部

ページ範囲:P.207 - P.211

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サマリー
 ミオグロビン(Mb)は心筋,骨格筋の筋組織における酸素の運搬,貯蔵機能を担う分子量17,500の低分子ヘム蛋白である.臨床的には,Mbが筋組織の崩壊に伴って遊出し,腎から速やかに排泄されることから,各種筋疾患ならびに腎機能の指標として測定されている.
 現在,検査室で用いられている測定法はラジオイムノアッセイが主流であるが,簡便性,迅速性の点から,近年ではラテックス凝集比濁法が広く普及しつつある.本稿では酵素免疫測定法,ラテックス凝集比濁法を中心としてMb測定法を紹介するとともに,急性心筋梗塞におけるその臨床的有用性についても言及した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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