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文献詳細

雑誌文献

検査と技術20巻3号

1992年03月発行

文献概要

技術講座 病理

細胞間物質としての基質の染色

著者: 中西功夫1 鮒岡早苗1

所属機関: 1金沢大学医学部第一病理学教室

ページ範囲:P.212 - P.217

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サマリー
 細胞間物質には線維性成分として膠原線維,細網線維,弾性線維,基質成分としてプロテオグリカン(ヒアルロン酸を含む)およびそれ以外の構造糖蛋白質がある.プロテオグリカンについてはその構成成分であるグリコサミノグリカン(酸性ムコ多糖)の陰性荷電を利用して陽性荷電のアルシアン青をイオン結合させて青く染め出すのが一般的である.構造糖蛋白質の種類は100種以上あるので,PAS染色で有無をチェックし,次いで特異抗体を用いた免疫染色を施行する.このうち本稿ではフィブロネクチンとビトロネクチンの免疫組織学的染色法を紹介した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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