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文献詳細

雑誌文献

検査と技術20巻4号

1992年04月発行

文献概要

病気のはなし

特発性間質性肺炎

著者: 谷本普一1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学第四内科

ページ範囲:P.290 - P.296

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サマリー
 間質性肺炎は,肺の間質に病変が生じるもので,多数の疾患が含まれる.その中で,呼吸困難と低酸素血症が著しく,難治性で発症頻度が比較的高いのが特発性間質性肺炎であり,わが国で厚生省特定疾患研究として長く研究が続けられている.胞隔炎から始まるこの疾患は,胞隔の線維化と肺胞の虚脱とともに蜂窩肺が形成され,肺が萎縮する特徴ある病像を呈する.しかもいかなる治療も効果がなく,5年生存率は40%という予後不良の疾患である.症例を具体的に呈示し,この疾患の臨床上の特徴について解説した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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