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自動免疫組織化学染色装置
著者: 森下保幸1
所属機関: 1東京大学医科学研究所病理学研究部
ページ範囲:P.351 - P.351
文献購入ページに移動 自動免疫組織化学染色装置とは,文字通り免疫染色のいっさいの過程を完全に自動化した機器である.病院の化学検査,血液検査などにおける自動化の病理版ということができる.
免疫組織化学的染色技術は,病理学のみならず形態学の諸領域で繁用され,この手法を用いた診断や研究に欠くことのできない方法となっている.しかし,この染色方法は,他の業務と平行して行ったり,初めて経験する人にとっては煩雑で従来の染色技術とは異なっためんどうさがあることから,この方面での自動化が待たれていた.このような状況下でここ数年のうちに国内外3社から自動免疫染色装置の発表があり,すでに発売されている.ここでは国産の製品(サクラ精機より発売,図)について述べる.
免疫組織化学的染色技術は,病理学のみならず形態学の諸領域で繁用され,この手法を用いた診断や研究に欠くことのできない方法となっている.しかし,この染色方法は,他の業務と平行して行ったり,初めて経験する人にとっては煩雑で従来の染色技術とは異なっためんどうさがあることから,この方面での自動化が待たれていた.このような状況下でここ数年のうちに国内外3社から自動免疫染色装置の発表があり,すでに発売されている.ここでは国産の製品(サクラ精機より発売,図)について述べる.
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