文献詳細
文献概要
トピックス
“Streptococcus milleri”groupの病原性
著者: 草野展周1
所属機関: 1琉球大学医学部附属病院検査部
ページ範囲:P.354 - P.355
文献購入ページに移動はじめに
Streptococcus milleriはviridans streptococciのひとつであるが,その呼称は菌名というより,数種の菌種の総称として使われており,“S. milleri”group(SMG)という表現が一般的である.Bergey's manualではoral streptococciの1グループに分類されており,α溶血または非溶血であるStreptococcus constellatus,Streptococcus intermediusと,β溶血を示すStreptococcus anginosusの3菌種が含まれている1,2).一方,DNAの相同性などからS. anginosusに統括しようとする分類グループもあるが,否定的な報告も多い.しかし,菌名としてはS. anginosusが最も古いため,これをグループ名として用いている場合もある3).
Streptococcus milleriはviridans streptococciのひとつであるが,その呼称は菌名というより,数種の菌種の総称として使われており,“S. milleri”group(SMG)という表現が一般的である.Bergey's manualではoral streptococciの1グループに分類されており,α溶血または非溶血であるStreptococcus constellatus,Streptococcus intermediusと,β溶血を示すStreptococcus anginosusの3菌種が含まれている1,2).一方,DNAの相同性などからS. anginosusに統括しようとする分類グループもあるが,否定的な報告も多い.しかし,菌名としてはS. anginosusが最も古いため,これをグループ名として用いている場合もある3).
掲載誌情報