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文献詳細

雑誌文献

検査と技術20巻5号

1992年05月発行

文献概要

技術講座 血液

第VIII,第IX因子インヒビター

著者: 田中一郎1 吉岡章1

所属機関: 1奈良県立医科大学小児科

ページ範囲:P.393 - P.397

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サマリー
 第VIII(IX)因子インヒビターは,補充療法中の血友病患者,自己免疫疾患患者,分娩後などに発生してくる.特に,血友病患者に発生した場合,その後の治療に難渋することが多い.第VIII(IX)因子インヒビターの測定方法としては一般に,凝血学的方法が用いられ,インヒビターの力価はBethesda単位で表される.また,血漿寒天内凝固阻止法も凝血学的方法とよく相関し,スクリーニングとして優れた方法である.ほかに,第Ⅷ因子インヒビターの性状を精査する方法であるイムノブロット法,ELISA法についても簡単に述べた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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