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文献詳細

雑誌文献

検査と技術20巻5号

1992年05月発行

技術講座 輸血

不規則性抗体検査(同定法)

著者: 谷脇清助1

所属機関: 1兵庫医科大学医学部附属病院輸血部

ページ範囲:P.398 - P.404

文献概要

サマリー
 不規則性抗体検査の重要性はガイドラインの報告以来高まってきているが,同定検査まで行っている施設はまだ限られている.抗体スクリーニングでなんらかの抗体が検出されれば,その同定を行っておくことにより,緊急輸血時でも即対応ができ,交差適合試験の簡略化も行える.
 抗体の同定には,比較的よく検出されるLe系をはじめRh系,抗Jk,抗Fy抗体について,反応態度の違い,凝集の強弱を調べ,吸着解離試験,中和試験,血清の酸性化などを行うことにより複数抗体でも既往歴,臨床症状などを加味すれば同定検査が容易となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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